先日から記事を上げていますが、カジノが動きだしてしまいました。
これはこの前の統一地方選の結果を踏まえた政府の動きと言うことになる。
出来ればこれを防ぎたかったのですが、社会的理解が進まなかった。
参政党の吉野氏が「大阪から日本を取り戻す」と言って誠意努力してくれましたが力及ばず、他の候補者の大勢がカジノ反対だったのにこの流れは止められなかった。
選挙では維新の会圧勝になりましたので、❝大阪の民意がカジノを認めた❞と見られてもしょうがないでしょう。
だが本当にそうなのでしょうか?選挙期間中のある調査ではカジノ反対は7割に上っているというデータも示されていました。
だからこの統一地方選の結果は違った受け止め方をしなきゃならないでしょう。つまり大阪維新の会の支持率がいまだに高いというのもあるが、他候補にカジノ反対派の票が分散してしまった。
政治とは本当に難しいものです。ほとんどの人がカジノ反対だったにも関わらず、こんな事になってしまう。確かに元々が共産党支持だったらまさか参政党には入れないでしょうし、アップデート大阪の谷口真由美氏や北野氏についても同じでしょう。
だがこの問題は本当に重要です。国も認めたし地元の民意も認めているんだから良いじゃない!では済まない問題です。
これは日本の滅亡の始まりかも知れないのです。その意味では先ほどの吉野氏の言葉「大阪から日本を取り戻す」というフレーズが今となっては心に虚しく響きます。
そしてこれで諦めては駄目でしょう。選挙では勝てなかったけど、住民運動を盛り上げてここから先もカジノ反対を表明して行かなきゃならない。
そしてもしこれが本当に民意に反するにも関わらず今後推進されてしまうとしても、日本の他の地域にとっては反面教師と言う意味での見本になるでしょう。
それからこの問題は今は既成事実となってしまった大阪万博に関しても言えることです。こちらは流石に今から反対は言えないですが、問題の根っこは同じです。
そして何年か経ったらこの投資は失敗であったと大多数の人々は反省するでしょう。その時に大阪がまだ日本の地方都市の一つとして残っていればですが…。
大阪の問題は他にもあって、上海電力の咲洲メガソーラーの問題もそうだし、行政改革の副作用と言うかこの十数年の府政の影響も今後是正していかなきゃならない。
本当に日本は大丈夫なのか?と思ってしまう。政府も自治体の多くも確実にこの国を売ろうとしています。そして国民の幸せを蔑ろにしています。これを止められるのは心ある日本国民です。
そして多くの人々が目覚めないと本当に日本は滅亡に向かったまっしぐらに進んでしまいます。自分の身が可愛いという既得権益に関わっている方々、これを見ぬふりをして放置している大多数の普通の人々、みんなが目覚めないとそのリスクは多大なものです。
そして思うに貧しくなってしまった今の日本人は、経済活性化とか国が豊かになるという事の本当の意味を分かっていない。ここは是非皆が自省して欲しいと思います。
[参照記事]
【速報】大阪のIR整備計画を正式認定 斉藤国交大臣「日本の魅力を発信する観光拠点になることを期待」認定は全国初
大阪府と市が開業を目指すIR(カジノを含む統合型リゾート)について、4月14日、斉藤鉄夫国交大臣がIR整備計画を正式に認定しました。国内で初の認定となります。
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐっては、大阪府・市と長崎県の整備計画を協議するIR推進本部の会合が14日朝に開かれ、本部長を務める岸田総理が大阪の計画の認定を表明していました。 IR推進本部で岸田総理は次のように話してました。
(岸田総理) 「国土交通大臣が大阪の区域整備計画の認定を行うことになりました。大阪のIRについては2025年の大阪・関西万博開催後の関西圏の発展や我が国の成長に寄与するとともに、日本の魅力を世界に発信する観光拠点となることが期待されています」
斉藤国交大臣は推進本部後に会見を開き、大阪のIR整備計画を認定したと正式に発表しました。
(斉藤鉄夫国交大臣) 「本日IR推進本部を開催し、国土交通大臣として計画の認定を行いました。日本の魅力を発信する観光拠点になることを期待しています。IR整備法等に基づき、外部有識者からなる審査委員会において、約1年にわたる十分かつ丁寧な審査を行った結果、今般、認定しうる計画と評価された。日本最大規模の国際会議場施設の整備が計画されている点や、経済波及効果等について、肯定的な評価が得られている」
大阪府と市は大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲に、国際会議場やホテル、カジノなどが入った統合型リゾート施設をつくる計画で、2029年の秋から冬ごろの開業を目指しています。
大阪市横山市長「大阪の転換点になる」
4月14日、政府が大阪のIR整備計画について正式に認定したことを受けて大阪市の横山英幸市長は、「明るい大阪の方向性を作たい」などと語りました。
(大阪市横山英幸市長) 「IRや万博で大きな発展をすることはベイエリアの発展にもなるし、大阪の転換点にもなります。認可されたことは喜ばしいことです。手続きを進めて大阪の成長戦略として明るい大阪を作っていきたいと思います。事業者とは締結に向けてできるだけ早く具体的な協議を進めたい」
(配信 MBSニュース)