第二次大戦後に日本はアメリカなど連合国に占領され、その影響下で国を再建して来ました。そしてGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が占領政策の司令塔だった訳ですが、どのような事が行われていたかを知っている人はもう少ないのでしょうか?自分も今回勉強した知りました。えげつないです!
ここではその中の教育とか政治、思想に関する部分の話をします。これは今の教育とか言論活動にもまだ影響が残っているので、とても重要な話です。
それから私たちの思考そのものがこの洗脳の影響を誰しもが受けています。自分が意識しているかどうかに限らずに影響はあります。
大戦後の占領政策を主導したGHQには考えがあった。それはどういうものかと言うと、二元論的に悪いのは天皇と戦争を主導した軍部であって、国民はそれに騙された犠牲者という構図を作りたかったのです。
だから犠牲者である日本国民を助けるヒーローは連合国軍であり占領政策を主導するアメリカ軍ということになる。
だから日本国民は物理的・身体的には辛い仕打ちは無かったが、敗者の常で経済的にも精神的にも束縛され洗脳されて行ったのです。これのおかげで日本人は自分自身が分からなくなったと言えるかも知れないです。
多くの心ある日本人が戦犯として実に適当に処刑されていった。これは今の常識で言ったら、この極東軍事裁判自体が異常なものだったと考えられます 。
国民の多数の人々は戦前はみんなで戦意を高め自分達が世論を作っておきながら、その罪を問われることも無く放免されたので、無邪気に喜んだでしょう。だがこれはその後の洗脳の序章だったのです。
罪が問われることは無かったが、この後の日本人は精神的奴隷として見られた筈です。しかもこのことに多くの人々は気付いていない。これは今に至っても同じでしょう。
まずGHQってどんなものなのでしょうか?マッカーサーぐらいは誰でも知っていると思うのですが、一般的に知られていないのはこのGHQというのがアメリカの共産主義者であるニューディーラーの影響下で彼らの戦略を実行する組織だったという事実です。あとフランクフルト学派というのも同じ流れの中にあります。
そしてその中核にいたのがユダヤ人勢力なのです。陰謀論とか言われてきましたがこれは事実ですし、だからこそこの洗脳工作は実に効果的で今に至るまで日本人の精神の深いところまで完膚なきまでの変質させられてしまったのです。
これは心理戦であり神経戦である「人間獣化計画」と言われるもので、良く知られているのが3S(スポーツ、セックス、スクリーン)です。
だがこの3Sを含めて十九項目の大要があったんです。ちょっとその内容を書き出してみるとこんな内容になります。
愛国心の消滅、悪平等主義、拝金主義、自由の過度の追求、道徳軽視、3S(スポーツ、セックス、スクリーン)、事なかれ主義、無気力・無信念。
義理人情抹殺、俗吏属僚横行、否定消極主義、自然主義、刹那主義、尖端主義、国粋否定、享楽主義、恋愛至上主義、家族制度破壊、民族的歴史観否定。
ちょっと言葉が難しいでしょうか?でも大体の意味は分かると思います。そして今の社会問題の根底にこれらの影響が見て取れないことは無いのではないだろうか?
個人的にも思い当たることばかりですが、自分の場合どこで植え付けられたのだろう?と考えてみると、このようなものたちが今の社会には溢れているのです。影響を受けない筈がないんです。
この全部が悪いことじゃないのですが、これによって戦後の日本人は精神的・心理的に洗脳されロボットみたいになってしまったのかも知れないんです。また麻薬みたいな中毒性もあるし、普遍的な価値観と合致する部分もあるのでヤヤコシイのです。
これらがGHQによって社会の隅々まで蔓延したのですが、いずれも今では普通の文化とか社会の性質ですよね。傾向としては色んな所にこれらの影響があるので、もう当たり前ですよね。
アニメだって映画だって、あなたが口ずさんでいるアーティストの曲だって、大好きなキャラクターだって何もかもが合致するでしょう。
教育の中で露骨にこれらが教えられたという事実は無いが、戦前よりこれらの要素がより意識に残るような方策が採られたのだと思います。
また学校教育と社会の風潮という対比の中でそれが意識付けられた側面もあるのだろうとも思います。例えば道徳などは学校教育では大事なものだと教わるが社会に出ればそこら中に不道徳なものがあり、結局は軽視しても良いという意識付けがなされることになります。
これらの工作の結果として日本人は腑抜けにさせられてしまったと言えるかも知れません。そして時には犯罪につながったりするのです。そして社会的事件というのは時にはワザと起こされるのかも知れないのです。
そしてこの工作の担い手は社会人になった自分たちってことにもなります。あるいは学生だって情報に接しているだけで享受する側として加担していますよね。経済活動に参加していたら尚更です。年代なんて関係ないんです。みんな普通に暮らしているだけで洗脳されているんです。
これは知った時は衝撃でした。自分はこんな風に子供の時からずっと洗脳されて来たんだなって思ったら涙が出ました。ウルトラマンも仮面ライダーも青春時代に覚えたラブソングもロックも、何もかも洗脳の道具だったのかも知れないのです。自分が生活の中で当然だと思っていた物事が違う見え方をするようになりました。
でも今さら藻掻いたところでどうしょうも無い。もう社会も文化も全てがこの洗脳政策の影響下で生まれたものたちなのですから。
戦後の復興は日本人の底力を世界に示したと言われる一方で、これは精神的虚無化の結果だという見方も出来ます。
つまりお国の為では無く何か信じるものと言ったらお金しか無い。この拝金主義の成れの果てとして、その為だけに必死になって働いて、結果として全体が経済成長したんだと見ることもできます。
勿論、この時代に魂をまだ失わないで戦った日本人も多くいた筈なので、全ての結果が虚無化の末のものではないと思いますが、洗脳がこの時代から日本人を蝕んでいたのは確実です。
そこには戦争に負けた悔しさとか後悔とかそんな怨念みたいなものはあったかも知れないが、エコノミックアニマル(経済的な獣)と化した日本人だからこそ成しえた経済成長だったとも言えるのです。
先ほど言ったように戦後復興の主役は戦前世代だったのでそこには大和魂も残っていた筈ですが、1970年以降になると世代交代も進み、より洗脳の影響は増して行ったと見た方が良いでしょう。
だが失ったものは大きかったでしょう。伝統は次第に社会の中で重視されずに廃れていったし、日本人としての民族的誇りも無くなって行ったでしょう。
西欧的で退廃的な文化がもてはやされたり、西欧の学問が偉いものという勘違いもより強まった筈です。と言うか学問とは西欧からもたらされたものと思っていたかも知れません。
逆に日本的なものはダサいものと考えられるようになったんだと思うんです。今では逆に反動で❝和のテイスト❞が取り入れられる動きもあるが、全体としては今でも日本人の多数が西欧的なものを上に見ています。
テレビの自動車のコマーシャルが何故最近まで外国人を使っていたのか?化粧品とかファッションもそうですね。この不自然さに消費者が気づいて来たから最近は違う傾向が出て来ましたが、そんなものなんです。
教育の中でもこの工作の影響は大きく、テスト問題なども〇✕式思考法など単純化した形式が多用され、創造性の発露を阻害したと言えます。
また思考そのものが単純な二元論的思考になるように教育されているし、社会の中にも二元論的なパターンがあらゆるところに配されたと言われます。
プロ野球は巨人と阪神、セリーグとパリーグの対比。都市部のデパートは西武と東武、東急と西武、小田急と京王、伊勢丹と三越など二元論的に配置されて行ったのです。
これらは意図をもって社会の中に埋め込まれたもので、偶然ではなかったのです。プロレスなども善玉・悪玉論だし、エンターテイメントの多くもこのパターンを踏襲したと言えるだろう。
これが政治の世界では「保守か革新か」とか「大企業か国民大衆か」とか「戦争か平和か」「経済成長か福祉か」などのパターンの上で議論される訳です。考えればこれらの議論が堂々巡りになり創造的では無いと分かるのですが、このパターンが分からないと袋小路にハマることになるんです。
これをメディアが流すニュースにしても娯楽番組にしても、四六時中人々の頭に刷り込んで行くと、人は物事とはこういうものだという思考しか出来なくなる。これって怖いですよね。
資本主義と社会主義あるいは共産主義、これも二元論だし、マルクス主義の階級闘争論そのものが二元論によるものです。
社会構造的にも日本共産党の存在意義は二元論的対立が支えていることになります。政治勢力が右派と左派の対立なのも意図的にそうなるように仕組まれたものだった筈です。
それからここで共産党勢力というのは右派に対立する者たちですが、戦前からの流れで見ると軍国主義者の中には相当数の共産主義者たちがいて、戦前の政治を見ると意外にもこの共産主義者たちが流れを作っていたりします。
ここら辺は今回のテーマから外れてしまうので触れないでおきますが、この共産主義の話は違う洗脳の流れが戦前からあったということで、これも実に大事な話なので機会を設けて話をしたいです。
それから最近のウクライナ問題もこのパターンです。ロシア=巨悪、ウクライナ=正義です。これは真実を見えなくさせています。
また最近まで日本人を苦しめて来た大東亜戦争侵略論も連合国側が作った虚構なのだが、いまだにこれを分からない人が多い。戦後の洗脳ってそれだけ巧みに行われたんですね。
勿論、日本軍も酷いことはやっています。これは戦争っていうのはそういうものだし、当時の日本軍がみんな武士道精神に基づいて行動したかと言ったらそんなことは無い訳で、個別に問題は議論しなきゃならない筈ですが、戦後の洗脳というのはこのようなものだったと言うことです。
だから左翼的な言説というのは全部がそうだとは言わないが、事実を捻じ曲げて伝えますし、仕組まれたものだったというのは本当だろうと思います。
だから知識人とか政治家でもまだ嘘みたいな話をしていることが多いのは、どれだけその種の嘘が社会に撒かれたか?っていうことなんです。
だけど、こういうコトを言うと必ず「そっちが嘘じゃん!」っていう反駁があるでしょう。この種の問題って根深いんですよね。だから些細なことも含め争わないことが肝要です。もちろん左翼的な言論を否定する保守派の論旨が間違っていることもあります。
だが敵はこのような対立を仕組んだ奴らなのだから、そこを考える必要があるのです。だがその敵すらも本当はしょうがない事情があったんです。ここら辺は後程説明します。
アメリカは自身の戦争犯罪をこの洗脳工作によって覆い隠すだけじゃなく、戦争犯罪人としてのA級戦犯や戦前の軍部にその罪を擦り付け、自身は民主主義のヒーローになったんです。虫のいい話じゃないですか?
東京裁判史観というのがいかに単純な虚構なのかが分かります。そして共産党というのはこれを補強する意味で存在していたのであって、これもニューディーラーの策略なのです。今の共産党支持者とか左翼の人でこれを知っている人がどの位いるのでしょうか?
だからCIAが日本の大手メディアや統一教会と関わっていると言われるが、その関与した勢力は保守派も左派も含め多岐に及んでいます。だから何か社会的流れを作りたかったら彼らはこのネットワークを使って日本社会にいろんな形で影響力を及ぼします。
このネットワークは政治家や官僚、省庁のお役人など本当に多種多様なのでしょう。そして明らかに彼らのエージェントとして活動する日本人もいれば、自分自身はそれと知らずに加担している人までそのレベルも色々なのだと思われます。
日本というのはスパイ天国だと前から言われますが、これに加えて中国共産党、北朝鮮、韓国、ロシアなどが色んな手口で日本の社会に浸透しているのです。
ちょっと話が逸れました。だから今では話題にも上りませんが北朝鮮の拉致事件などの実行犯の一部は日本人の可能性もあるのです。
しかし、戦後のこの洗脳工作ってかなり大がかりに仕掛けられているし、これに加担した日本人もたくさんいたのです。そして今でもこの加担した人々、つまり戦後利得者というのは各界にいるのでしょう。
日教組とか学会とか法曹界とかその影響を濃く反映している部分はまだあります。そして大手メディアです。だから今でもこの流れの延長線上で洗脳は行われていると見て良いでしょう。
今ではそれが洗脳なのか真実なのかもあやふやになっているでしょう。報道において真実を報道しているとしても、それは前後関係とか組み立て方や見せ方でどうにでもなります。
日本の社会は本当はこのように何もかも操られているのかも知れないのです。怖いですよね。何を信じればいいのでしょうか?
<この投稿は連載企画です>