グローバリズムの一番の問題って何だろうか?と考えるとやはり格差の問題でしょう。世界の上位1%の超富裕層の資産は2021年当時で世界全体の個人資産の37.8%を占めていたというデータがあります。これに対して下位50%の資産は全体の2%です。
そして先ほどに話でいう富める者とは何者だろう?と考えると、それは国際金融資本を牛耳る勢力です。一般的には認知されていないが、この世界の1%位の金融資本家たちとその仲間たちということになります。
ロスチャイルドやロックフェラーといった名前の知られる資本家やその配下の企業、団体、その中心にいるアシュケナージ系ユダヤ人たち、これらを含む秘密結社とかそのメンバーはこの限られた人々だと言えるでしょう。
だが実質的には表に出て来ていない人々がこの中心に居ると考えられます。また世界的な王族などもこれに加わります。イギリス王室がユダヤ人勢力やシティと関わりがあるという話は有名です。
そしてアメリカにおけるディープステートと呼ばれる一派もこの仲間ということになるでしょう。そしてネオコン(ネオコンサバティズム )も同じです。
そして誰がグローバリズムを考えたのか?という問いに対する答えとしては、ちょっと前に共産主義という悪しき思想を世界に広めたアシュケナージ系ユダヤ人たちと同じ一派なのでは?と思います。そしてその根底に流れている思想は同じものなのです。
経済学者としてはミルトン・フリードマンなどは最近までの従来のグローバリズム(新自由主義)を牽引したと考えられています。
しかしこの勢力が利益共同体のように君臨しているという見方はあまり現実的ではないと考える人も多いでしょう。
確かにそのように見える部分もあるのですが、お互いに相違点も多々ある人々があらゆる問題に対して同じように対応するなどといったことは常識的に考えられません。だがその常識が通用しないのが世界なのかも知れません。
そしてグローバリズムの理念の下で、今世界中の国々で社会を蝕んでいるポリティカルコレクトネス(日本語では政治的妥当性とか訳されます)と言われる動きも共産主義的な特性を持ち、同じ根を持つものなのかも知れません。そしてSDGsとかLGBTQ、そして移民問題、多様性や共生社会なども同じです。
これらの理念というのは聞こえは良いが、その本質は元々の文化や慣習などを破壊するものです。そしてこれらの多くに共通するのが❝少数者の権利を重視する❞という傾向です。
何故そうなるのでしょうか?これはユダヤ人というのがどんな国においてもどんな集団の中でも常にマイノリティーだったという歴史的事実が関係するのでは?という見方も出来ます。
つまり彼らは寄生した社会において自分たちの立場を強化したいと考えたのかも知れないのです。そして過去に何度となく経験したような迫害や抑圧を恐れているのです。
しかし民主主義において❝少数者の権利を重視する❞というのは重要な問題です。それは誰もが分かっていることです。だが社会の仕組みとしてどう対応するかは違う問題になる筈なのです。
ちなみにこの民主主義という考え方自体、ユダヤ人が生み出したものだという事実はあまり知られていないでしょう。自由・平等・博愛、これらを橋渡しする言葉が民主主義なのです。
だからユダヤ人的には、もともとその社会で生きている多数派にとっては違和感のある少数者を尊重する考え方を人々に広めて(洗脳して)社会全体を変えてしまえばいいと思っている節があるのですが、これはやはり分断を生むのです。
だがそうは言ってもこれは一部のアシュケナージ系ユダヤ人がそう思っているだけなのではないか?という反駁もあるかも知れません。だがこの話はユダヤ人自身が白状しています。つまり歴史的事実なのです。
だが同じアシュケナージ系ユダヤ人の学者や識者でもその主張するところは分かれますから、それらをまとめることなど出来ないでしょう。
だが実際はそうなのでしょうか?彼らアシュケナージ系ユダヤ人の一部の人々、先ほど来言っているグローバリストたちがある思想や考え方に基づいて手を結んで事にあたることはあるのでしょう(意識的にやっているのでは無いかも知れないが)。そして彼らには資金力と情報のネットワークがあります。
そしてこの中心にいたアシュケナージ系ユダヤ人の一部の人々がグローバリズムという理念とそれを推し進める世界戦略を立案し、アメリカや主要各国政府や学会や財界そして企業などにいる仲間たちと連携して動いたとしたら…これは立証不可能ですが、ある意味では世界は操られていることになります。
秘密結社などと言われるものはその為の組織なのです。だから歴史上彼らが関わったと言われる戦争とか革命などはこのネットワークを駆使して導かれたのです。この話は明治維新の説明のところで紹介しました。
そしてグローバリズムの最終目的は全世界を統合し世界政府を作ることだと言われるのもこのせいです。これが実現すれば支配者層としてのグローバリストたちは安泰だということですね。これをニューワールドオーダーと言ったりするが、今の日本政府はこの協力者に祭り上げられている可能性があります。
三極委員会などはその為の組織です。つまり日本はいまやグローバリストの一角を占めているのです。だが本当の意味での本流のグローバリストたちは日本人を仲間だとは思っていない筈です。実際には利用せれているだけでしょう。
だがこれはとても穿った見方かも知れません。確かにグローバリストの一部の人たちはこのようなものを実現しようと動いているように見えます。
だがこれはとても危険な道であり経済や国際政治あるいは地政学を分かっている人からはとても滑稽な話に見えるのでは?と感じます。
それは何故かというと今グローバリズムが世界の格差を生んでいるという現実を見ると、これを統一してしまったら利ザヤが稼げなくなるという構造的問題が発生するからです。それから彼らは人口削減も意識しているので、これは相反する事実です。
つまり世界政府なんてものが実現してしまったら、グローバリストは自分たちの仲間を見棄てることにもなるのです。だが彼らは一枚岩ではないのでしょう。そして世界を統一して管理することにメリットを見い出しているのだとすると、それはなんなのでしょうか?
ここら辺はもう憶測の域になってしまうのですが、悪魔的な思考でこの世界の統一を考えているとすると、支配し搾取する新たなシステムを作ることが目的化しているのかも知れません(実質的には今の世界もそのような状態ですが)。
ただ搾取すると言ってもそのままでは人口規模がヤバいので出来るだけ環境負荷を削減して部分的にはメタバースとかに取り込んでやって行く。これはもう彼らにとっては合理性とか思想的にどうか?とかそんな話じゃないのかも知れません。もう突き進むしかないと考えているのかも知れない。
これは今までの西欧的進化と同じです。「イケイケどんどん」なのです。そして地球はそれによって蝕まれて来たのです。その彼らが最近はSDGsとかカーボンニュートラルなどを喧伝していると言うのですからお笑い種です。
こう考えると、この世界政府が実現すると今よりももっと富の偏在が進むような社会を彼らは作り出すのかも知れません。
だがここまでやったら彼らもリスクを背負うことになるので、もしまだ冷静に考える力があるのなら彼らもどこかで妥協点を考えるでしょう。
だが今のところこの流れに沿って世界は動いているように見えます。そして妥協点としてはポストグローバリズムとか状況を考えて軌道修正しているのかも知れません。
あとこのグローバリズムに関係する考え方には優生学なんてものもあります。ユダヤ人と言ったらこれです。トーマス・マルサスの「人口(抑制)論」やローマクラブなどの思想的背景にはこれがあります。
そして優生学とグローバリズムは背中合わせになっています。そしてグローバリズムの本質は国境を無くすこと、元々の国柄(国体)や国是を無効化すること、少数のエリートによる専制政治、そして自分たちが生き残る為の持続可能世界の構築が目的なのでは?という見方が出てくるのです。
このグローバリズムを体現するのが国連(国際連合)だとすると、日本人は考え方を変えなきゃならないかも知れません。と言うか、そもそもユナイテッドネーションズを国際連合って訳したのが間違いですよね。
今世界で進んでいる食料危機とかウクライナ紛争とかコロナ禍とか移民政策などはこのグローバリズムによるグレートリセットを実現する為の種蒔きなのだとすると、本当に彼らはこの考え方に則って進んでいるのでしょう。
つまり世界政府を作る為の大義名分を声高に主張するには、もともとの世界が分断化され、色んなリスク要因がある状態を予め演出する必要があるのです。
そして彼らが言いたいのは、それらのリスク要因に左右されないユートピア(理想郷)を作る為にはグローバリズムが必要なんだということなのです。
だがここで重要なのは理念としての従来のグローバリズムにはもう可能性が無いということです。つまりここから先は反グローバリズムを取り込んだポストグローバリズムになるのでしょう。
だがそうなると世界政府など無理だから分割統治にしようとなるのでしょう。だがこれぐらいの差異は想定内の誤差なのでしょう。
今のところ国連とは別に世界経済フォーラムなどという会合がこのグローバリズムを世界中に拡散するセンターとして機能している訳です。
彼らがこの目的としている世界政府樹立を達成した暁には、世界の大半の人たちはこの世界の1%の支配層の人々の支配下に置かれて、囚人のように生きなきゃならなくなるかも知れないのです。
ゾッとしますよね!だからコロナ騒動というのはこの予行演習みたいなものだったのでは?という陰謀論的な説が言われるのです。
つまりステイホームとか非常事態宣言下での行動制限などは、後の社会システム構築を見越した実験だったかも知れないのです。そして日本では憲法改正と共に非常事態条項の論議が行われていますが、これも同じでしょう。
そしてコロナワクチンは人口削減の手段となります。これは開発した科学者たちは意識的にそのようなものを開発した訳ではないかも知れないが、実際にはその様な影響を持ってしまっています。最近発覚したDNA混入疑惑もひょっとするとワザとかも知れません。
これは流れを見たら、科学というのはまだ万能なものでは無くて、実にいい加減なものだという事実が見えてしまったという事です。そして政府の政策はグローバリズムの元で進められているのかも知れないのです。
そして彼らが本当にこのような専制政治を考えているとすると、今の中国の社会がもっと酷くなったような管理社会になる筈です。それは個人の自由は無く、何もかもシステム化された社会の中で管理されて生きる、そんな状況になるのでしょう。
この未来は理想郷(ユートピア)ではなくて、本当の自由が無い偽りの楽園つまり反理想郷(ディストピア)になるのでしょう。そして社会の管理システムを逸脱する人々は容赦なく社会的に抹殺される惨い社会かも知れません。
そして日本政府が今進めているムーンショット計画などはこのグレートリセット後の社会システムの原型となるのかも知れないのです。これは大阪万博などで披露されるのかも知れません。だがこれもその後の可能性を考えると実に危ういものなのです。
もう一つ懸念されるのが先ほどの話の通りAI化・ロボット化の末に人間そのものが仮想現実の世界に閉じ込められる事態です。
これはあまりに飛躍し過ぎだと思われるかも知れないが、メタバースなんてものはこの過程にあるものなのでしょう。私はAIが人間と同じ様な意識体になることは当分無いだろうと思っているし、人間の意識をシステム上に移植することも完全には出来ないと思っています。しかし脳にチップを埋め込み元々の脳の機能を補う技術はもう実用化寸前です。
そしてこのレベルでも実に大変な進歩であり、そうなると騙される人々はいるだろうと考えます。社会に導入される際は便利さなどメリットばかりが大袈裟に喧伝されるのでしょう。
またトランスヒューマニズムと言われる分野も人道的にその活用分野を限って社会に導入されるようにその道筋を考えないとならないでしょう。確かに老々介護とか現状の社会問題を解決する部分は大きいが、その一方で軍事的に利用されたり、倫理的に色んな問題も出て来るでしょう。
彼らグローバリストは騙された人々がどうなろうが知ったことじゃないと思っている節があるので、これらの技術がある程度のレベルで実現するなら利用するでしょう。ここではまたもや倫理的に問題のある科学技術が大勢の人々を不幸にするでしょう。
コロナ禍の下で喧伝されたステイホームというのはやがて実現しようと彼らが考えていたこのような未来社会への布石だったのでは?というのは先ほどの話の通りです。西欧諸国では今現在も15分都市構想なるものが進められています。サステナビリティを極限まで考えた未来都市と言われるが、実際には移動を制限される牢獄社会になるかも知れないのです。
だがこんな未来は本当に実現してしまうのでしょうか?今でも反グローバリズム運動が世界各地で起こっていますので、これ以上民衆を管理したりそのような法改正をしようとしたら世界中で反乱が起きます。そんなことは彼らも分かっている筈です。
だが今までの歴史を見直してみると、このような非現実的な流れがいつの間にか出来上がっていることもあるので注意はした方がいいのかも知れません。旧ソ連とか北朝鮮とか、たぶん国民は欺かれてこのような状態はあっという間に実現したのでしょう。
彼らグローバリストは妥協しても今まで通り生きられるので、そんなに無理をする必要はないのかも知れません。またプランは何パターンかあって、民衆の反応次第で落としどころを決めようと思っているのかも知れません。
コロナワクチンが世界人口を削減する為の陰謀だったという説がありますが、ムーンショット計画が実現し、メタバースの技術的段階が進んで社会的に生身の人間の経済活動を制限することが出来たら、環境問題を劇的に改善出来ると考えられますので、彼らがこれを目的にして邁進していると考えることも出来ます。
また新たな禁酒法の時代が到来するかも知れません。嗜好品とか環境負荷が高い活動が制限される可能性はあります。今でも地球温暖化対策推進法なんてものが出来てしまいましてが、これがもっとキツイ制限を設ける法律へと進化する可能性はあります。
これは理屈じゃなくて、適当な理由をでっち上げ、法律を作れば実現できます。だから理論的におかしいじゃないか?という反駁は意味が無いのでしょう。だが国民がこれらの意味を汲み取り声を上げることで最悪を回避することは出来るでしょう。
これも非現実的な話ですが、ワクチン技術やロボット技術、トランスヒューマニズムがもっと進むと、これによって人間がヒューマノイド化される可能性は大いにあります。
これは遺伝子改変技術が進んだ未来においてはAIの脅威と同じぐらい大きな問題として浮上するでしょう。これらはすでに世界経済フォーラムなどの国際的会合では話題になっています。先ほどの「チップを埋め込み元々の脳の機能を補う技術」もそうです。
だが今の時点でもコロナワクチンに多くの問題点があったように、この次世代ワクチン技術や「チップを埋め込み元々の脳の機能を補う技術」も、過渡期には様々な問題を発生させるでしょう。
これらは不完全な状態であたかも諸問題を解決する大いなるイノベーションであると偽って使用される恐れがあります。もちろん実に有用なものかも知れないが、リスクも大きいし倫理的問題もあります。
考えなきゃならない要素はたくさんあるのであって、だから今から我々は考えておく必要があります。そんなものが幸せの為に必要なのかどうか?どのように社会に導入して行けばいいのか?彼らグローバリストの思惑に乗せられてそのまま進んでしまったらそうなるか分かりません。
私のこのような妄想が実現しないことを祈りますが、世界の最先端の科学を追求している人々にとっては日々このような未来の可能性が高まっている筈です。
だがこの先に本当の人間の幸せがあるのかどうか疑わしいのです。またグローバリストたちの下僕となった人々は、自分たちが追求している科学が未来の社会でどのような形で使われるのか危惧していても、政治力がないのでイザとなっても悪用されるのを見逃すかも知れません。
<この投稿は連載企画です>