絶句します。これが何を意味するか分からない人はこの記事を読まなくてもいいです!日本って国はどうなって行くのでしょうか?
岸田総理大臣は訪韓した初日に韓国の国立墓地「国立ソウル顕忠院」を訪れたという報道がありました。
「まあ、外交とはこのような配慮も必要なのか?」と納得しかけたが、これはそんな簡単な問題では無いでしょう。
この点は他の歴代首相も同じなので岸田さんだけを責める気にはならないですが、先月の春季例大祭の時に靖国神社の参拝は見合わせるという報道があったばかりですから、これは大問題なのです。
一国の首相が自分自身の治める国の国立墓地と同等の存在としての靖国神社を訪れず、最近まではその関係もよろしく無かった韓国の国立墓地は追悼しに行くと言うのですから、これに批判が集中するのは必至でしょう。
しかし、日本のメディアの報道ぶりは相変わらずですね。岸田総理大臣の妻の裕子さんのファッションを見たい人もいるのかも知れないが、重要な点は無視してこんな報道をしている場合では無いでしょうが…。
アナタが今、総理大臣の大役を仰せつかっているのは、先の大戦の時にこの国にその命を捧げてくれた英霊の皆さまのお陰なんですよ!
やる事には順番っていうモノがあります。自国の英霊には敬意を表さないで、自国の護衛艦にレーダー照射するような国の英霊には祈りを捧げるってどういう事って思います。
ちなみに韓国の国会議員が先日も竹島を訪れています。日本の領土が侵されているんですよ。立場的にこれってどうなんでしょうか?
今までの経緯を考えれば徴用工問題だけでは無くて慰安婦問題も長年拗れて両国関係は揺れました。その影響がまだ燻っている中でこういう配慮の無い行動をするのはいかがなものかと思います。
だがこれも岸田さん自身の思いなど関係なく事務的に考えられた予定なのだろう。つまりは日本の外務省の仕事とはこんなものなんでしょう。
そして今回の訪韓が日本政府の意向だけでは無くてアメリカの意向に沿ったものだったのだろうと言う憶測も出来てしまうところが実に愚かに見えます。
2013年のことですが、安倍元首相は当時のバイデン副大統領の説得も聞かずに靖国神社参拝を行いました。
当時のマスコミはこれを日韓関係や日中関係にヒビを生じさせたと批判しましたが、一国の首相としたらこれがマトモな行いなのは考えれば分かる事でしょう。だが当時のアメリカはこれを全面的に非難する声明を出しました。
今と同じ民主党政権ですから傾向は今も変わらないかも知れませんが、一つ言えるのは当時の安倍さんは自分の考えに則って動いていたという事です。
だがその安倍さんも以降は参拝では無くて真榊(まさかき)と玉串料の奉納という形をとっていた。日本の立場ってこんなものなんですね。終戦からもう77年も経っているんですよ!どうしようも無いですよね。
外交というのは微妙なニュアンスも含めて相手を考えるところに成り立つものですが、相手の事ばかり考えていても成果は得られません。まずは自分の立場を表明しなきゃ結果的に信頼関係は成り立たないでしょう。
そう考えたら今の日本は本当の意味での外交を忘れてしまったのかも知れません。こんな事ばかりやっていたら舐められるだけです。そしてますます支配されるだけの従属的立場になってしまう。ポチにはポチの生き様があるのかも知れませんが…。